[書評] 年利15%でふやす資産運用術 = 確定拠出年金 知ってる人だけ得する制度。

銀行にお金を預けても殆ど金利がつかないこの時代に年利15%ですか?
年利15%といったら…初年度に預けた元本が(複利効果もあって)およそ5年で2倍となるとんでもない利率です。

これはきっと、「毎月年金を支払っていても、少子化や高寿命化の影響でちゃんと受け取れるか不安」といった人達に怪しい投資話を紹介する本なのだろか?と思っていたら、確定拠出年金の優位性を解説した本でした。

確定拠出年金とは?
超ざっくり解説ですが、確定拠出年金とは私的年金の一つで、現役時代に毎月コツコツ拠出したお金を、老後に年金(または一時金)として受け取れる公的制度です。
全ての方が加入できる訳ではなく、自営業者等の第一号被保険者であったり、会社に企業型確定拠出年金制度がないサラリーマン(いずれも20歳~60歳まで)といった制限もあります。

年利15%でふやす資産運用術

この制度の何が凄いかって、自分で支払った掛け金は 所得税の計算をする時に収入から差し引くことが出来るんです。

例えば年収350万円の方の所得税率は20%ですから、毎月1万円ずつ、つまり年に12万円の掛け金を支払った場合、12万円分が非課税となりますから、12万×20% = 年末調整で24000円も戻ってくる=節税効果がある訳です。(ざっくり)

この節税効果を所得として考えれば「年利20%で資産運用した」と同じ事になる訳だから、お得だよね♪というストーリーラインでした。

確定拠出年金を知らなかった!という方には、目から鱗の情報だと思います。
また、確定拠出年金に加入するには確定拠出年金を扱う金融機関に口座を作る必要がありますが、筆者は手数料の安さからSBI証券とスルガ銀行を推しています。

まさに知っている人だけが得をする制度ですかね。
詳細をご覧になりたい方は書籍の購入を、そうでもないけど興味を持った方は気軽に取扱い証券会社等(私はSBI証券にしました)に資料請求される事を強くおすすめします。

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