鬼平犯科帳 日本人が忘れた「粋」がここにある。

私のように時代劇をご覧にならない方でも、鬼平犯科帳というタイトルはご存知なのではないでしょうか?

時は江戸時代、幕府の「火付盗賊改方」という、現代でいう秘密警察にあたる機関の長官、鬼平こと長谷川平蔵が数々の事件を解決していく様を描いたお馴染みのシリーズなのですが、これがまぁ面白いこと。

以前からテレビよりも書籍の方が面白いと聞いていたのですが 本当にその通りで、今さらながらにドハマり!私が生まれる前に発表された作品である事も驚きです。^^;



鬼平 = 鬼の平蔵として盗賊から恐れられてる長谷川平蔵ですが、過去には散々の遊びや悪さを…という役人らしからぬ経歴をもつ、義理と人情をも心得た人格者でもあります。
そんな彼の立ち回りや言動に感じる一貫した「粋」な部分、それがまた心地良くて。

粋、それは一種の美意識ですよね。
道理をわきまえ、洗練されていて、何処かこなれていて、気が利いてスマートな、それでいて恩着せがましくない配慮。これは日本人が忘れた…いや、もしかしたら年齢を重ねても全く身につかない人もいるである「粋な世界」がココにあります。

鬼平犯科帳
kobo touch(電子ブックリーダー)で読んでます。

個性的で魅力ある登場人物、笑いあり、人情あり、流れるように進むストーリーは、時代小説を読まれない方々もきっと、満足されると思います。

と言うか、中古本(古本)なら1円から提供されてますので、騙されたと思って1巻だけでも読んでみて下さい。ハマるから。^^

人の生き方も、習慣も、文化も、風俗も、今とは全く異なる時代に触れる事が、ストレス解消にも繋がっている事にも気付かされる作品です。

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